lONley sTar

lONley sTar  作詞:流季 作曲:ゆえり


歌:ゆえり(キー-1)


歌:柚原紗希



眩しすぎた君の姿に
目を閉じていた 塞いでいた
追っていたはずの光は
見えなくなって しまっていた

自分を抱きしめられない
幼いこの僕の腕で
誰かを守ることなんて
出来ないんだろう 知っているよ

指先はただ空(くう)をなぞった
遠ざかる背中を求めた
寂しいと泣き出すこの指は
ぬくもりなど知らないままで


窮屈な僕の世界に
また増えていく 彼等の光
限られた舞台の上で
自分の居場所を なくしていく

何一つ出来はしない
弱い僕の存在の
意味を考えることに
もう疲れ果てて 分からなくなって


からっぽのてのひらを握る
その温度に僕は目を開く

「大丈夫 君が君を愛せずとも
 君を愛してくれる光が在る
 触れてごらん あたたかなその輝きに
 確かに「君」は変われたから」

そして「僕」は笑ってみせた


僕の手が今放つ一つの矢が
光を纏い空(そら)を滑り
流るる星のようにいつか
誰かの元に届くのなら

僕の手は今世界を掴んだ
溢れていく光を抱きしめ
意味なんてなくても生きていける
君のぬくもりと共に在れる

此処で僕は笑っているよ