刹那
刹那 作詞:柚原紗希 作曲:ゆえり
歌:あやめ
歌:けみかる
歌:柚原紗希
その身を燃して 儚くも凛と
夏の夜の刹那 現世(うつしよ)の夢
燈る線香花火 蛍のように
終わりまでの時 数え上げる
生きとし生けるものの 時は短く
瞬きする間に 過ぎ去っていく
たとえ短くとも夢見鳥のように 輝ける一瞬があったなら
未練残さず 紫の雲路を往くでしょう
色取り取りの 夏が終わり
淡く隠世(かくりよ)の 闇へ溶け逝く
星合いの空 蛍の時は
生まれては死にゆく 一炊の夢
惑うことなく強く 己を生きる
時を刻む意味 見出(みいだ)すため
たとえ猿猴月を捉うようだと 嘲笑(わら)われようともいつの時も
水面(みなも)を滑る 白鳥(しらとり)のように気高くあれ
煌めかせて 終焉まで
僅かな瞬間 蛍のように
その身を燃して 儚くも凛と
夏の夜の刹那 現世の夢
涼しき方(かた)へ 導かれて
淡く隠世の 闇へ溶け逝く
繰り返される この世の理
生まれては死にゆく 一炊の夢
煌めかせて 終焉まで
僅かな瞬間 蛍のように
その身を燃して 儚くも凛と
夏の夜の刹那 現世の夢